7つの習慣
キングベアー出版
売り上げランキング: 104






これは何度も読み直したくなる名著。
今、自己啓発書はどんどん出版されていますが、
この本に書かれていることはその中核となると思います。
なので、この本はなるべく早い段階で読んだ方が、
たの自己啓発書の理解も深まり易いと思いますし、
どうすべきか、判断が付くと思います。
7つの習慣を実践すれば、自分も他人も幸せになる、win-winの関係を築くことができます。
第1の習慣から第7の習慣までステップアップしながら習得していくのですが、
第1から第3の習慣が、まずは自分を磨く私的成功。
第4から第7の習慣が、他人と良い関係を築く公的成功に分かれています。
まずは自分の成功を確立してから、より強力である、他人と関わることでの成功を目指そうというものですね^^
依存状態から自立状態へ
この考え方は非常に理にかなっています。
多くの人は、親や環境、または他人に依存した関係で自分を成り立たせています。
なので、それらが何かの影響で崩れると自分まで崩れてしまうんですね。
そうすると、「あの人のせいで自分もこうなった」、「環境が悪いから・・・」「時間がないから・・・」と言った言い訳をして、自分以外の何かのせいにするんですね。
つまり、何かの影響で自分の状態も変わってしまう依存状態にあるんです。
「みんなで助け合っているから世の中が成り立ってるじゃないか!」
という方もいると思いますが、助けあいとはまた違います。依存状態です。
本当は、何かのせいにしなくても、考え方を変えれば成し遂げられることなのに、
人はよく何かのせいにしてしまうということが多いものなんですね。
例えば、不景気だからモノが売れない。
というのも、環境のせいにしている考え方です。
今でも頑張って商売繁盛している人はいますよね^^
物の見方を少し変える、つまりパラダイム転換をすると、
すんなり物事が進むことだってあるわけですね^^
しかし、多くの人はそれを無理だと思ってやろうとしません。
パラダイム転換して新しい可能性を探しだせる自分になった状態を、
自立状態と言います。
この状態になるには、第1〜第3の習慣が必要なんですね。
- 第一の習慣:主体性を発揮する
- 第二の習慣:目的を持って始める
- 第三の習慣:重要事項を優先する
この3つの習慣を身につけることで、自己責任感を持ちながら目的意識を持ち、
適切な自己管理ができるようになります。
他者と相互依存を目指す
自立状態になったら、次は他者と相互に影響し合い、
お互いに成長できるような状態、相互依存状態を目指します。
相互依存状態は、依存状態とは全然違います。
依存状態は、お互いに責任をなすりつけ合う状態であるのに対して、
相互依存状態は、お互いが利益となる状態です。
そうなるには、お互いが主体的な考えを持った自立状態という土台を持っている必要があるんですね^^
その為に、まずは自分から相手を理解するという必要があります。
信頼関係を得るためには、他人に自分を理解してもらうのではなく、
まずは、自分から他人を理解することです。
そうすることで相手は信頼してくれるので、
その状態になってから建設的な話し合いが持てるようになります。
話し合いではお互い立場が違うので、意見がぶつかり合うこともあるでしょう。
そんな時は、自分の意見をどうにか理解させようとするのではなく、
自分の意見と相手側の意見を取り入れ、第三の案を見出すことです。
そうすることで、お互いwin-winの関係が築け、1+1=2ではなく、
何百にも何千にもなるでしょう。
ここまでが、第4〜第6の習慣です。
- 第四の習慣:WinWinを考える
- 第五の習慣:理解してから理解される
- 第六の習慣:相乗効果を発揮する
自己再新再生の原則
最後は、今までの習慣をさらにブラッシュアップされる習慣、
- 第七の習慣:刃を研ぐ
となっています。
これはどういうことか?というと、
人間は、肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの側面を持ち合わせて生きています。
これらを磨き続けることで、ベストな状態を引き出せるということです。
スポーツ選手がベストな状態に仕上げて試合に臨むのと一緒ですね^^
長くなりましたが、このように私的成功から始まって公的成功できるようになるまで、順番に説明されています。
7つの習慣は、あらゆる自己啓発書で語られていることが凝縮されていると言っても良いくらいの良書で、手元において何度でも読んだ方が良い1冊です。
DVDや手帳なども販売されていますので、
これらを使って実践的に体得していくのもよいですね^^
コメントする