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史上最強の人生戦略マニュアル
この本は、自助論やと一緒に読んでおきたい現実主義論の本です。
自助論では、人に頼らず、人や環境のせいにせず、自分の手で努力してこそ、
人生が切り開けるということを説いた本で、当たり前のようで多くの人ができていない、非常に大切なことを教えてくれます。
そういう逆境にも耐えて頑張ることで道が開けた方々が多く紹介されていて、
どんな状況でも目標を持ってそれに向かって必死に努力する、
そういう自分の行動によって後の結果に繋がるわけです。
その”努力する力”はどこから来るのか?というと、
自分のことは自分で責任をもつというところからきます。
自己責任を持つということはそれだけ大切なんですね。
しかし、
「そうか、自己責任って大切なんだ!」
と思って、やる気を出して頑張るのは結構なことなのですが、
ここで落とし穴に陥りがちなことがあります。
それは、努力をしても、正しいことをしても上手くいかない時です。
その時にこの「史上最強の人生戦略マニュアル」で、
自己責任とは何か?もう一度見直した方がよいでしょう。
努力しても上手くいかないと思っている時、
「自分は正しいのに・・・」
もしくは
「自分は悪くないんだ!」
そんな風に思うことってよくあるのではないでしょうか?
確かに、正しいことをしても上手くいかない時はあります。
しかし、そういう時に私達は、他人や環境のせいにして、
自分で対処しないことがあるのではないでしょうか?
「こんなことが起こるはずがない!それが起きてしまったのは○○のせいだ!」
という風に。
しかし、そう思って待っていても、時間は問題を解決してくれません。
正しいか、正しくないかは自分の視点でしかなく、
結果を見てうまくいっていないのなら、何かしらの対応をしなければいけないわけです。
つまり、起こった事実が正しい結果であろうとなかろうと、
その後それに対してどう反応するのかは、私達に責任があるわけです。
犠牲者を演じていても何にもならないんですね。
自分の不幸な生い立ちや、不運な事故など、
自分の意図しない状況に置かれたとしても、
その状況をどう認識し、どう次の行動を起こすのか、
それが”自己責任を持つ”ということなんですね。
いつまでも負の感情を引きずっているのも自分の責任なんです。
正しいかどうかではなく、上手くいっているかどうか。
もし、「自分は正しい」という思いに駆られるのなら、
この言葉を思い出したいところです。
この本は、そのような状況におけるたくさんの事例が紹介されていて、
それを踏まえて次に私達は何をしたらよいか、課題が与えられます。
なんとなく気づいていても見ようとしていない弱い部分にスポットを当てたり、
昔から「当たり前だ」と思っていて、いつの間にか「正しい」に置き換えられているものを見つめ直したりなど、深い自己分析が求められる課題になっています。
読むだけでなく課題をこなすことで、自分の現状にどう向き合うのか、
確認して方向性を決めるのに使える良書ですね。
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