巨泉 人生の選択 | 書評

11PM、クイズダービー、世界まるごとHOWマッチ、ギミアブレイクなど、
人気番組の司会者で、56歳の若さで引退した大橋巨泉さん。

非常に多趣味で、春と秋は日本、夏はカナダ、冬はオセアニアに住むという、
非常に羨ましい暮らしをしていらっしゃいます。

この本は、巨泉さんがいかにしてそのような暮らしができるようになったのか、
非常に興味深かったので読んでみました。

そこにはやはり、若い頃からのきちんとした人生設計があったんですね。
私達は人生の節々で選択をしなければいけない時が必ずありますが、
巨泉さんはどのような選択を選んだのか、そのようなところが書かれています。
その中で印象的だった内容を紹介します。

セミ・リタイアは積極的な生き方

この本では、日本では年齢を重ねても会社に残り続けようとするけど、
欧米(特に北米)では、若く退けば尊敬されるということを教えてくれています。
そして巨泉さんは、その発想の違いを一日でも早く身に付けたものが勝ちだと信じているそうです。

確かに、日本でセミリタイアをする人って、あまりいませんよね。
最近はどうかわかりませんが、昔から日本人は働くのが美徳という意識があり、
仕事の中に自分の価値を見出そうとします。

だから必死に働いて昇進を望むわけですね。

社長にまでなっても次は会長になり、さらに名誉会長、相談役と
立場を変えながらも会社に居続けようとします。
引退すると相手にされなくなるからですね。

でも、そうやって年寄りが居続けるから、若者の居場所が少なくなってきているんです。
さらには老後の人生計画を立てずに老年を迎えた老人達が増えると、
若者の負担は非常に大きくなります。

それよりも、早くから人生計画を立て、若いうちの仕事は、
定年後の自分の人生を素晴らしい演出にするための、一つの手段と考えた方が良さそうです。

欧米の方は、そのような価値観を持っているのかもしれません。

いかにして人生計画を立てるか

計画を立てる場合に考えなければいけないのが、何を優先するか?ということです。
この本で優先事項に上げているのは、優先順位が高い順に以下の4つを挙げています。

1.健康第一

後半の人生を有意義にするためには、やっぱり健康が一番です。
どんなにお金があっても、寝たきりでは意味がありませんからね。

(島田紳助さんも、「年取ったら筋トレが大切や」と言っていました^^)

そのためには、禁煙をしたり、バランスの良い食事、適度な運動、
毎年人間ドックを受けて予防など、出来る限りのベストはつくすことが必要です。

この本では特に、「禁煙」に関しては特に口を酸っぱくして言っています。

2.良きパートナー

結婚相手に関しては、長い後半生を一緒に歩みよることも考えて結婚することです。
当たり前のことのようですが、離婚件数も多い現状、
それが理解できていない方も多いようです。

いくら結婚相手がいたとしても、気が合わなかったら楽しくないものですよね^^;

3.やりたいことを見つける

若い頃に趣味を広げるのは非常に大切です。
後半生にやりたいことがあると生きがいになりますからね。

趣味は最低でも2つ以上持つことです。
そのうち一つは、健康のことを考えて運動系の趣味を、
もう一つは室内でもできる、指を動かすようなものだと良いですね。

また、パートナーに自分の趣味を無理に押し付けてはいけませんが、
別の形で共通の趣味を持っておくとさらに充実した後半生がおくれます。

若い頃に趣味を広げておいて、徐々に淘汰して2つ、3つに絞る、と考えてもよいでしょう。

英語は必須!

大橋巨泉と言えば、”英語”というイメージを持つ方もいると思います。
巨泉さんのような生活を望むのであれば、英語は必須ですよね^^

英語を身につけると、英語圏の人達とコミュニケーションができるわけですが、
会話が出来るようになると、文化や伝統、宗教観の違う人達と話ができるわけで、
それが自分の幅を広げ、豊かな人間に育むことに繋がります。

ただし、今の日本の学校で習うような勉強をやっていても英語は身につきません。
日本人の英語の実力は、世界でも最下位になっています。
この情報は何度かテレビで見ているのですが、
アジアの初めて聞いたような知らない国にも負けていましたからね^^;

巨泉さんは、

英語は”学問”ではなく、”コミュニケーションの手段”だから、習うより慣れろ

と言っています。
教科書をみて文法を考えるよりも、どんどん英語に触れていく方がよいんですね。
日本人に足りないのはそれだけです。
生の英語に接している量が圧倒的に足りないんです!

そして、多くの日本人は、「間違ったら恥ずかしい」と思っているので、
英語はしゃべれないものとして使おうとしません。
でも本当は、単語程度なら、なんとか頑張ればしゃべれますよね?
「ワン、ツー、スリー」すら言えない日本人は見たことがありません^^;

そういう消極的なところが、日本人の英語上達を阻んでいるわけです。

単語でしゃべっても外国の方は笑ったりしないので、
どんどん話しかけて、生きた英語に触れるべきですね^^

だから最近は、「スピードラーニング」スピードラーニングのような、大量の英語を聞き流す教材が重要視されているんですね。
石川遼君も使っていますし、英語を使うシーンを見ると、みるみる上達しているのがわかります。

あと、英語を勉強するに当たって上達するには、
自分の好きな物を通じて勉強するのもよいです。

ビートルズが好きならビートルズの歌詞に注目してリスニングの勉強にしたり、
ゴルフが好きなら、ゴルフで使う用語を英語にしたらどうなるのか勉強すると、
より覚えが早くなりますね^^


この本は、自分の後半生の人生計画をするにあたって、
参考になる本だと思います。

巨泉さんのようになりたい人はもちろんそのまま自分の計画に取り入れると良いと思いますが、自分なりの計画を持っている人も、共通して大切にした方が良い部分はたくさんあると思いますので、一読してみると良いですね。

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