経済・投資の最近のブログ記事
日本は実は、金融ガラパゴスだった!
知人に勧められて、投資の素人ながら、今まで海外投資関連の本を読んできましたが、
この本は結構衝撃的!
タイトルの資産フライトというのは、
自分の資産を海外に持ち出して、海外の口座でファンドを運用したり保全したりするすることです。
日本人は、郵貯や国内の銀行に預金するのが安全だと思っている人が多いのですが、
日本の銀行に預けていても儲かりませんし、安全どころか円安でハイパーインフレになってしまうと、
今まで預金してきたお金の価値がぐっと下がってしまうわけです。
そういうことが起こる可能性があるのなら、海外で運用するのが実は健全だったりします。
そしてそのように考えて、資産フライトをするのは、資産を持っている富裕層だけでなく、
日本が危ういということに気付いた、一般層にまで拡大しているんですね。
この本は、どんな風に海外に持ち出すのかを密着したリアルなレポートと、
持ちださなければならない必要性が詳しく書かれています。
投資に時間をかけたくない人の資産運用法
いろいろな投資系ブログに、投資の入門書として良いと書かれていたので、買いました。
経済評論家の山崎元氏の本です。
前回紹介した、お金の教室の方が新しくてより初心者向けなのですが、こちらはなんと、いきなり第一章から、どの商品で運用すべきか、結論が書かれています!
あまり投資に勉強時間をかけたくない人にオススメです^^
お金の扱い方、リスクの考え方を身につけて、損をしないようにする
「投資」や「運用」のイメージがつかめて、効率よく運営すると同時に損をしないようにするための本。
資産運用専門の経済評論家で、獨協大学の特任教授の山崎元さんが、
獨協大学の2年~4年生向けに行っている「金融資産運用論」という講義内容をまとめて解説しています。
幻想から目を覚まし、個人のリスクを国家のリスクから切り離す
日本にはたくさんの安全神話があります。
この神話を信じるかぎり、日本にいれば安全なわけです。
良い会社に入って、そこで一生懸命働いて、年金もきちんと納めて、
定年まで働けば安泰だ、と思っていたんですね。
でもそれがバブル崩壊あたりから傾いてきて、
ほとんどの人が国の方向性を疑いだしたのが、3.11の大震災後。
今まで絶対に安全とされていた、"原発"という安全神話が崩れましたね。
そこから、日本という国に不信を抱いた人は多いと思います。
それもそのはず、震災に関わらず、日本経済はそのまま行けば破たんの危機を迎えるわけです。
そのようなことを心配しながら、何もしないままで本当に大丈夫なんですか?
と警鐘を鳴らしているのがこの本。
日本の今までの常識で、そのまま生きていることがいかに危ないかがわかります。
今私達は、
「安全と思って歩いていた道の足元を見ると、ひび割れた氷の上を歩いていた」
という状況に立たされているんです。
自由競争の大切さ
第1版が2000年4月と、結構古い本だけど読んでみました。
なぜそんな古い本を選ぶのか?というと、以前ホリエモンがツイッターで、
経済の勉強をするならこの本が良かったと勧めていたからです。
著者は、「ポリンキー」、「ドンタコス」、「「バザールでござーる」といったCMを手掛けた
メディアクリエーター 佐藤雅彦氏 と、小泉政権時代に経済財政政策担当大臣、金融担当大臣を務めた 竹中平蔵 氏。
経済については素人の佐藤さんが質問をして、経済学者の竹中さんが答えていくという対談形式で、
他人に伝えるプロである佐藤さんだからこそできる、痒いところに手が届くような質問に答えてくれるので、経済を勉強したことのない僕でもわかり易い内容でした。
興味のある章から読めます。
最新の情報を提供する本ではなく、経済というものの考え方を説明している本ですので、
出版は古いですが問題ありません。
目次です。
- 第1章:お金の正体・・・貨幣と信用
- 第2章:経済のあやしい主役・・・株の話
- 第3章:払うのか 取られるのか・・・税金の話
- 第4章:なにがアメリカをそうさせる・・・アメリカ経済
- 第5章:お金が国境をなくす・・・円・ドル・ユーロ
- 第6章:強いアジア、弱いアジア・・・アジア経済の裏表
- 第7章:いまを取るか、未来を取るか・・・投資と消費
- 第8章:お金儲けはクリエイティブな仕事・・・起業とビジネス
- 第9章:人間とは「労働力」なのか・・・労働と失業
この本を読んで、マーケットの自由競争について色々と考えました。
投資の勉強は、まずは資産運用方法から学ぶ
日本人のほとんどは、稼いだお金は郵便局や銀行に貯金していると思います。
「投資をする」とか「資産を運用する」と考える人は、相対的に少ないのではないでしょうか?
しかしそれでは、日本借金が膨れ上がって、デフォルトになったり、ハイパーインフレになったりするというリスクにさらされます。
今までと同じように、安全に暮らす、というのはいつまで続くかわからない状態になってきているんです。
その影響は間違いなく家計を直撃します。
それを回避するためには「資産運用」が必要です。
この本は、資産運用の仕方をどのようにするか、設計の仕方から運用の仕方までが説明されています。
投資や資産運用をどうやってやったらよいのかわからない、という方は、
まずは最初にこの本を読んでおいた方がよいでしょう。
本書は、資産を着実に殖やしていくために
- 資産設計を行う前の心の持ち方(マインドセット)
- 資産の増やすための理論
- 個人投資家が使える金融商品の知識
が学べ、運用するための考え方が紹介されています。
億万長者だけが知っている 雨の日の傘の借り方
昔のように、給料が右肩上がりというのは夢のまた夢、という時代。
今を生きるのに精いっぱいで、ライフステージを上げるなんて、
考える余裕がない方も多いのではないでしょうか?
どうやったらお金が貯まるのかを考え、節約したり、副業したりしても、
焼け石に水な部分が多いですよね^^;
僕も副業を頑張って、収入が増えた時は喜びましたが、
税金でかなり持っていかれてしまいました^^;
日本の税率はそれだけ高くなってきているんだと実感。
税金に取られても大丈夫なように「もっと稼ぐ」というのも一つの手段ですが、
そこまで稼ぐのは簡単じゃありません^^;
起業している人ならまだしも、サラリーマンで飛躍的な給料アップを望むのは難しいですし、
副業していても、お小遣い程度の収入を増やすことはできても、
生活が変わるほど稼ぐのは難しいものです。
じゃあ、お金が貯まるようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
実は、お金儲けよりも先にお金の保全方法を知るべきだったんです。
「まずはお金を稼ぐことが先だ!」
というのが私達一般人の常識かもしれませんが、
大富豪になってそのステータスを維持し続けている人達は元々、
お金を保全する哲学、資産哲学を勉強しながらお金を稼いでいったんだそうです。
特に、ヨーロッパの大富豪達はそのようにしてお金持ちになったのだそうですが、
ヨーロッパは昔、戦争があって君主がコロコロ変わったり、
政情が不安定だったりしたことが当たり前だったので、
自分たちの資産を守るための、資産哲学が発達したんです。